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- 2016.9.5
問題や不安には優先順位をつける
悩みや不安は誰しもが抱えますし、その内容は人それぞれ異なるものです。悩みや不安は黙っていても解消される事はありません。現在抱えている問題内容を見極め、早急に解決するべきか、時間をかけてじっくり解決するかを見極めていく必要があります。また、問題や不安の中にはまだ考えなくても良い事に悩んでいたり、複数の問題や不安を抱えどこから手をつけたら良いか分からなくなっている場合もあります。
問題を解決していくには、現在抱えている問題や不安を書き出す事が効果的です。頭の中だけで解決しようとすると、問題や不安に押しつぶされてしまいそうになったり、良い案が浮かんでもすぐに忘れてしまったりします。問題や不安を可視化する事でその内容を客観的に受け止める事ができますし、思い浮かんだ解決方法を書きとめておけば後から忘れる事もありません。問題や不安を書きだしたら、次は重要度に応じて優先順位をつけてみましょう。そうすると、今解決する問題なのか、後でも良い問題なのか整理ができます。後は優先順位の高い順から解決へ向けて行動を起こせば良いですし、常に悩みや不安で頭がいっぱいになる事もなくなります。
問題や不安の捉え方
問題の優先順位を明確にした後に考えたいのは問題の捉え方です。もっとも不安を感じる問題とは、先が読めないものや、今まで経験した事がないものではないでしょうか。こういった問題へはどう対応して良いか分からず、精神的な圧力やストレスを強く感じてしまいがちです。今まで経験した事なら答えが探しやすいですので不安はそう大きくなりませんが、経験のない事はこの先どうなってしまうかと不安を感じてしまいます。
そのような時の対処法は、「知っている人へ聞く」、「時間をかけて考え方を成熟させる」、「問題や不安を細分化させてみる」の3つです。経験のない事は経験者に聞くのが1番明確ですし、悩んでも解決できない問題は早急に答えを求めず、1度問題から遠ざかって考えてみると良い案が浮かんだりもします。また、大きな問題や不安へは全体で捉えず、細分化して解決していくと少しずつ解決していきます。10を一気に解決するのではなく、細分化して解決していくと活路が見えてくる場合が多いのです。いずれにしても、自分の力だけでは解消されない問題や不安がある時は、「見聞を広げる」事が大切だと思います。
柔軟性を持つ
問題や不安は上記のように今すぐ解決すべきものと、細分化して時間をかけて解決していくものがあり、自分の将来について不安を感じる人は時間をかけて解決していく方が良いでしょう。よく「手に職をつける」と言いますが、これは専門的な技術を身につけていれば一生食べていけるという意味です。例えば、現在勤めている会社がいきなり倒産しても、専門的な技術や知識、実務経験や実績を持っている人なら次の就職先を見つけやすくなりますので、将来への不安が少ないはずです。
しかし、今はもう少し幅を広げて考えなければいけない時代になっています。例えば、PCが普及する前は、綺麗な字が書ける事やそろばん計算ができる事などが求められるスキルでした。しかし、現在ではそのスキルが活かされる事はほぼありません。いつまでも古いスキルにしがみついている人は淘汰される時代であり、時代の変化に対応できる人は新しいスキルを身につけ、今までのスキルと組み合わせて新しい事を始めたりもします。仕事がなくなりつつある状況の中で、柔軟に対応できるかどうかで将来が変わりますし、今の時代はその変化のスピードがとてつもなく早まっていると言います。新しいスキルを身につける事に抵抗がない人や、勉強や努力を怠らない人はその時々を全力で進んでいるから将来への不安が少ないのです。
人はいつか働く事ができなくなる日が訪れます。その時まで1つしかないスキルで働き続けるのは現実的ではありませんので、柔軟性を持ってスキルを身につけていくようにしましょう。
