抱える不安は職種によって様々

薬剤師は高収入で一生できる仕事と言われてきましたが、実は現在、薬剤師は過剰になっていると言います。この過剰論は数字での話でありますが、数字上では2005年から80000人もの薬剤師が過剰になっているデータがあります。しかし、この数字的過剰論は、実際の現場と大きな食い違いがあります。実際の現場では薬剤師不足は深刻となっており、地方においては薬剤師不足によって廃業をせざる得ない薬局さえあります。なぜこのような事態になっているのか調べてみました。

介護士の雇用問題は、以前から国会でも取り上げるほど社会問題化しています。しかし、いまだ明確な改善策は見当たらず、毎日現場で働く介護士は給与に不安を感じながら仕事を行っていると言っても過言ではありません。特に男性介護士は、給与の安さから結婚に対して消極的になっていると聞きます。また、既婚の男性介護職員に話を聞いても、夫婦共稼ぎをしないと生活はできないと言います。打開策としては資格取得がありますが、勤め先の事業所によっては有資格でも待遇面はほとんど変わらないのが現状のようです。

看護師1年目は数ヶ月するとようやく仕事にも慣れ、毎日の業務を平常心で行う事ができるようになります。しかし、この時期に襲ってくる不安があります。それは大学や看護学校で学んだスキルと実際の現場で習得するスキルの違いです。このスキルの差を埋めようとする新人看護師と、自分の能力に限界を感じてしまう新人看護師とではこれから先に大きな差が生じてしまいます。自分の能力に自信を失くしてしまった看護師の多くは、1年目のこの時期に離職してしまうのです。新人看護師が抱える不安とは具体的にどのようなものでしょうか。